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ハバロフスク散策
中心街の主な見どころ:ムラヴィエフ・アムールスキー中央公園、大聖堂広場、ウスペンスキー大聖堂、ハバロフスクの目抜き通りムラヴィエフ・アムールスキー通り散策、明治・大正時代のハバロフスク在留日本人と関連した主な場所の見学(富永種吉洋服店、旧ホテル『ハバロフスク』、大日本帝国極東貿易会社、旧ホテル『エスプラナード』、ハバロフスク居留民会の旧庁舎、旧ホテル『プラチナ』、シベリア商事株式会社、日本人居留民が多く居住したエリアなど。)、中央百貨店
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遊覧船にてアムール川下りのツアー
アムール川 (РЕКА АМУР)長さ約4440キロのアムール川は地球上の最大の河川の一つであり、その流域面積では世界で9位、そして長さでは8位を占めています。 川幅はハバロフスク付近では、約1.5〜2キロ、河口あたりでは約40キロに達しています。深さは5〜6メートル、最も深いところでは約100メートルです。アムール川の中国名は黒龍江で、ロシア極東地域と中国の東北地方の黒龍江省との境界になっています。 北東に流れている川で、太平洋の最北西オホーツク海の間宮海峡に注いでいます。 |
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ハバロフスクのロシア一般家庭訪問
ロシアは昔からもてなし好きの国として知られています。ロシア人の家庭を訪問する人は、大切なお客様として迎えられます。 迎える側は、家中の食べ物をテーブルに並べます。ロシアは冬が長く世界で最も寒いので、家庭料理も独特なものが多いです。ロシア家庭料理の中で最も有名なのは、野菜と肉のスープボルシチ、ペリメーニ(餃子)、サワークリームで調理した肉料理ビーフストロガノフ、肉又はキャベツ入りピロシキなどです。ロシアに来られたなら、是非ロシア人の家庭にお立ち寄りください。 |
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中心街から南約3キロのところに、ガガーリン公園があり、その中に、2001年に大きなサーカスがオープンしました。ここではボリショイ・サーカスを初めとするモスクワやサンクト・ぺテルブルグ等のサーカス団が出演しています。
中心街から北約4キロのところに、アムール川を横断するアムール大橋があります。アムールの奇跡と言われたこの鉄橋は、90年間、たゆまず人々の生活に大きな意義をはたしていました。しかし、約10年前にイタリアの建設会社の参加で再建工事が始まり、1999年10月、昔の鉄橋は新しい姿に変わりました。両岸への陸橋及び桟橋を含むこの橋の全長は約2キロです。鉄橋は二段になっており、下側をシベリア横断鉄道が通り、上は自動車道路となっています。
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極東ロシア軍歴史博物館
博物館の13の展示ホールは2階と3階にあり、博物館の構内には軍用機械と兵器の本物が展示されています。2階に展示されている資料はロシア人が探検・開拓したシベリア・極東ロシアの歴史、十月大革命の結果、極東地域で1918年から22年まで続いていた国内戦争の歴史について物語っています。3階は第二次世界大戦で勝利を収めたソ連軍の活躍を紹介しています。構内の展示品の中で特に目を引くのは、戦争中に使われていた食料の小型運搬車及び参謀本部の参謀将校たちが使っていた鉄道特別車両などです。
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極東美術館見学
インツーリスト・ホテルの近く、シェフチェンコ通りにある黄色い3階建ての建物です。1951年に創立された極東美術館の展示品の大部分は、サンクトペテルブルグにあるロシアで最も有名な美術館のエルミタージュやロシア美術館、及びモスクワのトレチャコフ美術館やプーシキン美術館から送られてきたものです。2階には極東ロシアに住むナナイ族やウリチ族やエベン族などの北方少数民族のコーナーがあり、魚の皮で作った衣服を含む様々な民族衣装や骨彫りの細工や刺繍入りの壁掛けなども展示されています。3階にはロシア宗教画であるイコンをはじめ、レーピンやレヴィタンやシュシキンの作品、彫刻の他、西ヨーロッパの古典絵画やルーベンスの作品もあります。
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中央市場
ハバロフスク駅から凡そ10分程歩くと、左手に中央市場が見えてきます。野菜・果物・肉・雑貨など生活雑貨の様々なものが売られています。衣料品なども多民族が凝縮した街を象徴しているかのようです。市場場散策だけでも十分楽しメルと思います。食品だけではなく、雑貨や化粧品、毛皮の帽子など様々です。
ハバロフスク市民の生活の一端がうかがえる場所でもあります。 |
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シベリア鉄道の歴史を訪ね日帰り旅行
1890年代ロシアは総力を上げてシベリア鉄道を建設中でした。1891年に工事が着工され、1916年までの25年間にわたって続けられました。この建設は鋸、斧、シャベルなどを使って、すべて手作業で行なわれ、建設に使うレールやセメントなどはヨーロッパから運ばれていました。西からの鉄路は1898年にはイルクーツクまで延び、東ではウスリー鉄道と呼ばれるハバロフスクとウラジオストック間の鉄路区間の運転が始まりました。アムール川を横切っている鉄橋は、最後につくられたものでした。1916年9月5日に完成式典が行われ、その時からシベリア横断鉄道は全通しました。現在、全長9302キロのシベリア横断鉄道は、太平洋諸国とヨーロッパを結ぶ重要な交通路の一つです。最近国際コンテナ輸送が大幅に増加しています。
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ユダヤ自治州の首府ビロビジャン市へ
シベリア鉄道の普通列車に乗ってアムール川を渡れば、西方約170キロのところにビロビジャンという町があります。アムール川の支流ビラ川の左岸にあるビロビジャン市は、ロシア極東ユダヤ自治州の州都です。その人口は約8万人に及んでいす。ビロビジャンへの日帰り小旅行は、シベリア横断鉄道を一度体験してみたい方々には特に興味深いものでしょう。市内には郷土史博物館や美術館があります。ビロビジャンの南約120キロ離れたところには国際出入国検問所があり、ここからはフェリーで中国黒龍江省の町同江市への旅が楽しめます。
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少数民族ナナイ人のシカチアリャン村訪問
ハバロフスクから北東70キロ、アムール川沿いの小高い岸には少数民族ナナイ人のシカチアリャン村があります。その近くの川岸には大きな岩が所々にあります。岩には新石器時代の初期のものと思われるかなり有名な岩石画が描かれています。黒々とした岩には動物や鳥や人の顔その他の模様が刻み込まれています。このシカチアリャンの遺跡群を最初に日本に紹介したのは、80年ほど前、この地を訪れた民俗学者の鳥居龍蔵です。村の近くには、ナナイ人の生活を紹介する、ベルカムと呼ばれる屋外民俗博物館があり、その構内には日本の竪穴式住居のような家屋の模型や、19世紀の原住民の家屋の模型等が展示されています。
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