中央ロシア（シベリア）の旅の起点はイルクーツク。日本からのアクセスは航空路が北京乗継でイルクーツクへ、またシベリア鉄道北京線でモンゴルの首都・ウランバートルを経由してイルクーツクまで約3日間で走る方法と２通りあります。イルクーツクはシベリアの工業や文化の中珍都市で別名、シベリアのパリとも言われ、デカプリスト達の流刑の地でもあり、世界最大で最古の淡水湖、世界自然遺産バイカル湖（琵琶湖の46倍）観光の起点の街でもあります。イルクーツクはバイカル湖から唯一流れ出すアンガラ川で街が東西に分かれて繁華街は東サイド、シベリア鉄道の駅は西サイドにあります。日本との交流も深く市内には「金沢通り」と言う標識もありました。バイカル湖では湖畔の町・リストヴィヤンカではバイカル湖博物館では珍しい淡水で生息するバイカルアザラシやシベリア木造建築博物館があります。バイカル湖に近いブリャート自治共和国の首都ウラン・ウデ（シベリア鉄道のモンゴル・北京線への分岐点）では、ホームスティ等の企画手配も承っています。

極東ロシア、世界自然遺産の火山群と豊富な温泉が湧出し未開の大自然が残るカムチャッカ半島。今なお日本の面影を残すサハリン（旧樺太）、かつてのロシア太平洋艦隊の軍港、また世界最長のシベリア鉄道の起点でもあるウラジオストック。大河アムール河畔の杜の都・ハバロフスク。レナ川河畔の世界で最も寒さが厳しいと言われ、永久凍土とマンモスの発掘で知られるヤクーツクを主としてご案内を致します。 アクセスは、カムチャッカまでは州都のペドロパブロフスクカムチャッキーまでは航空路、（夏季は直行便もあります）。サハリンへは稚内からコルサコフ間へフェリーで約5時間、航空路は札幌や成田から州都のユジノサハリンスクまでの２通り、ウラジオストックやハバロフスクへは成田空港から航空路でわずか2時間、ヤクーツクはロシア国内乗継となります。極東の都市は韓国のソウルまでの所要時間と同じですが、そこはヨーロッパの香りが漂う異国情緒にあふれる極東ロシアです。戦前戦後を通して多くの文人墨客が遠くパリを目指しナホトカからシベリア鉄道で旅をし様々な歴史の舞台として日本人にはなじみ深いものがあります。 　・2020年8月17日現在、極東ロシア コロナ感染状況

シベリア大陸横断鉄道は、モスクワからウラジオストクを結ぶ全長9259km、世界最長の旅客鉄道と言われています。ロシア号をはじめとして多くの列車が運行をしています。旅好きなら誰でも一度は乗ってみたいと思うもの。果てしなく続く白樺の森や青く澄んだバイカル湖、雄大なシベリアの大地に沈む夕日などを眺めながらゆっくりとした旅にひたってみませんか。車輛はソフトクラス２名用コンパートメント（一等）、ハードクラス４名用コンパートメント（２等）と分かれ、各車輌にはサモワール（給湯器）も設置されています。又永い旅行日数は取れないけれどシベリア鉄道を体験してみたい方向けに、ウラジオストックからハバロフスク間780ｋを走るアケアン号がお勧め、です。日本では見られなくなったコンパートメントの車内で白樺林をゆったりと走る鉄道の旅が体験できます。少し本格的にロシア号でウラジオストックからイルクーツクまで4日間の列車の旅もお奨めです。白樺の林を抜けウランウデを過ぎると右手車窓に広大なバイカル湖がいつまでも付き添います。